2018.02.21 Wednesday
燻製好きやラフロイグ、アードベッグがお気に入りならきっと気に入る「ティーチャーズ ハイランドクリーム」

いや〜このウィスキーは全くノーマークでした。
「ティーチャーズ ハイランドクリーム」
ピート香薫るスモーキーフレーバー
ラフロイグやアードベッグを髣髴とさせる味わい
それでいて香りはクリーミー
うまい!
そして何より安い!
700mlで¥1,000前後というお手頃価格!
素晴らしいです。

輸入元のサントリーのサイトによると1863年イギリスでウィリアム・ティーチャーという方が独自のブレンドで作りだしたオールドスコッチウィスキーとのことです。
「ティーチャーズ」と聞くとなんだか教師の群れがこっちを向いて仁王立ちしてそうでゾッとしないネーミングですが、実際は「ティーチャーさんのウィスキー」という意味ですね。
ティーチャーズが生まれた1863年というと日本では幕末。
坂本竜馬が駆けずり回ってたころに生まれたウィスキーだと思うとなかなかの歴史を感じます。
ティーチャーズを作りだしたウィリアムの死後、事業は二人の息子が引き継ぎ、販売数を伸ばしていきます。
その後、ティーチャーズのフレーバーに欠かせないピート香あふれるモルトの安定供給のためにアードモア蒸留所を設立。
ここの蒸留所では、その名も「アードモア」というシングルモルトウィスキーが作られています。
(ちなみに2014年からサントリーがこの蒸留所を所有運営しているとのこと。日本で言ったら山廃仕込みの歴史ある蔵元が海外の酒造メーカーに買われちゃったような感じかな?違うか)
【あす楽】 アードモア レガシー 40度 箱付 700ml 正規

肝心の味わいですが、なかなか個性的です。
ひとつの目安として、ラフロイグやアードベッグといったいわゆるアイラモルトが好きな方はイケると思います。
それから燻製が好きな方もイケると思います。
私はもちろんどっちも好きです。
なにより特徴的なのはピート香によるスモーキーフレーバーで、そのために蒸留所まで造ってしまっているのですから、ティーチャーズを呑む上で欠かせない好みになります。
逆を言えばこのスモーキーさがダメという方にはまったくオススメできないという事になると思います。
ラフロイグがどんな味かわからないという方は、マッカランやシーバスーリーガルを呑んでみて「ちょっと甘い」と感じる方はいいかもしれません。(マッカランもシーバスも好きだけどね)

店頭用POPが付いていたので画像撮っておきました。
それによると
色 :美しい茶褐色
香り :さわやかなスモーキー 塾したリンゴ、洋梨
味わい:力強いコクとシルクのように優しい風味
余韻 :豊かな風味がゆっくりと消えていくバランスの良い後味
とのことです。

なめらかな味わいでありながら、スモーキーで濃厚な風味を楽しめます。
サントリーのサイトではハイボールを勧めていますが、私はロックをお勧めします。
それもあんまり氷が融けていない、注いで間もない濃厚なままを口に運んで楽しむのがいいと思います。
もちろん香りも素晴らしく、スモーキーでありながらクリーミーな芳香が甘美な時間をもたらしてくれます。
そういう意味ではストレートもいいんですが濃すぎる感じもあり、トゥワイスアップくらいだとずっと楽しめます。
ちなみに朝飯の牛乳に注いで呑んだら結構イケたので、抵抗のない方はミルク割りもお試しください。
甘くないカルーアミルクみたいで旨いですよ。

ティーチャーズに出会ったのは実は偶然でして酒屋に行って酒のボトルを眺めるのが趣味(?)の私は
休日のその日も昼飯のラーメンを食べた後に近所のイオンリカーへ。
チェーン店ですが、イオンリカーはなかなか充実した品揃え。
日本酒、焼酎、ワインにスピリッツ、ビールも忘れちゃいけません。
店内をつらつら回っておつまみなんかも物色して最後に行き着くコーナーはやっぱりウィスキー。
わたしラフロイグが大好きなんですが、最近だと五千円は下らないお値段。
昔はうまくいくとその半額くらいで買えたんですが、現在では高級酒になってしまいました。
知り合いのウィスキー好きも朝ドラで竹鶴をやった後は17年物とかはプレミアが付いちゃって手が出ないと言っておりました。

その点、このティーチャーズは、とにかく安い!
実売¥1,000前後でこの味わいはコストパフォーマンスが高すぎます!
デイリーワインという言葉がありますが、このティーチャーズはデイリーウィスキーとして間違いなくお勧めです。
しばらく、このウィスキーで楽しめそうです。
酒は呑みたいけどたまにはちょっと趣向を変えたいときにお手軽に楽しむにはもってこいのウィスキーです。

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