FARGO/ファーゴ season 1の世界をGoogleマップ&ストリートビューで巡ろう!

2017.07.31 Monday

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    FARGO/ファーゴ(SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

    This ia a true story.というテロップで始まる大人の海外ドラマFARGO/ファーゴ。

     

    奇妙な魅力のある本作、皆さんにオススメしたいんですが、観ていてふと、このストーリーに出てくる地名、場所が一切ピンときていないことに気付きました。

     

    FARGOはミネソタ州が舞台ということでミネソタと言われれば、アメリカにあることくらいはなんとなくわかるのですが地図でミネソタを指せ!と言われたらぜんぜん自信ないです。

     

    そこで、我らがGoogleの力を借りて、FARGO劇中の場所をピンポイントで巡ってみようと思ったわけです。

     

    あんまり興味ない?

     

    そう言わずに、現実のFARGOに一緒にお付き合いください。

    一部にseason 1〜2のネタバレを含む箇所がありますので、ご了承ください。

     

    地図はマウスでグリグリ動かせますので興味のある方は拡大、縮小したりして楽しんでください。

     

    まずは冒頭のミネソタ州がアメリカのいったいどこにあるのか見てみましょう!

     

    劇中では常に雪。冬の様相を呈しているのですが、アメリカの北端にあるんですね。どおりで寒そうなわけだ。

     

    言葉で言うと「アメリカ中西部の北」というのがミネソタ州の位置を示すときに適切なようです。

     

    農業、鉱業、林業が産業の中心で平均気温でもっとも寒い1月が-11.5℃、もっとも暑い6月が22.8℃。「アメリカの冷蔵庫」という異名があります。

     

    人口は2005年時点で513万人。ちなみにFARGO season 1は2006年の出来事ですからほぼその時の人口ということになります。

     

    参考まで東京の人口がが927万人、大阪886万人、福岡153万人ですから、さすがに東京、大阪よりは人口が少ないですがこんな北の地にたくさんの人が暮らしているんですね。

     

    さて次はベミジーです。

     

    中央にある大きな湖が目を引きます。

     

    ここはFARGOの物語の多くの事件が起こる場所です。

     

    レスター・ナイガードの勤務する保険会社があり、モリーの勤務するベミジー警察署があります。

     

    物語の冒頭でマルヴォが事故を起こすハイウェイもこの近くでしょう。

     

    サム・ヘスにレスターが嫌がらせを受けて鼻を怪我するのもここです。

     

    もうちょっと詳しく見てみましょう。

     

    ベミジー警察です。

     

    この物語の第3の主役である副署長モリー・ソルヴァーソンや無残な最期を迎える署長のヴァーン・サーマン、そしていい人だが無能な新署長ビル・オズワルドが所属しているBemidji City Police Department/ベミジー警察署です。

     

    若かりしころのルー(モリーの父親)が勤めていたのもここです。

     

    こうして見るとベミジー湖のすぐ近く、湖畔の警察署といって過言ではないでしょう。

     

    ベミジー警察署、今度はストリートビューです。

     

    立派な建物ですね。

     

    向かいには、Beltrami County Clerk-Court/地方裁判所やBeltrami County Jail/刑務所があります。

     

    ほかにも図書館や消防署、州政府事務所など公的な役割を持つ組織の建物が多くあり、まさに行政の中心地です。

     

    劇中よりかなりしっかりした街の雰囲気が伝わってきます。

     

    そして次はなんと保険会社です!

    そうです。

    あのF〇〇kin'ㇾスターは保険の営業マンでした!

     

    もちろんモデルになったかどうかすらわかりませんが、あまりにも警察署の近くにあったのでここだ!と思ってしまいました。

    田舎町でいろんな建物が近くにあって、住人は良くも悪くも顔見知りが多いという感じでヴァーンとレスターも友達っぽい感じでしたから。

     

     

    画面中央の赤い看板の店舗です。

     

    なんとなくレスターの勤めていた保険代理店の面影がありませんか?これで雪が降ったらかなりイメージに近いと思うのですがいかがでしょうか?

     

    と思ったらその向かいにも保険代理店があった!

     

     

    こっちの方がさらに劇中のイメージに近い気がします!

     

    が、しかし実は他にも保険会社をGoogle Map上でみつけたのですがキリがありません。

     

     

     

    FARGO放送以来、便乗で開業する保険会社が増えているのかもしれない、と考えてしまいました。

     

    お次に、後にモリーの夫となるガス・グリムリーの転職先と思われるベミジー郵便局。

     

     

    United States Postal Service.

     

    警察署に近い近い!

     

     

     ベミジー警察署からベミジー郵便局まで歩いて5分です。

     

     

    郵便局オフィス。こちらも立派。いいとこ転職したね−旦那さん。

     

    それではもともとのガスの勤務先であるダルース警察署のあるダルースです。

     

     

    ベミジー同様、湖畔にある町です。

     

     

    ベミジーとダルースの位置関係はご覧の通りです。車で3時間くらい掛かるという話がでてきますがまさにその通りのようです。

     

    五大湖のひとつスペリオル湖の西端に位置する港湾都市で農業と鉱業の町でベミジーと似ています。規模としてはベミジーより大きい街でボブ・ディランの生誕地として知られています。

     

    ガスはこの街でマルヴォの交通違反を見逃してしまい、それがずっと心に引っかかります。そして事件に巻き込まれていきます。

     

    どんどんいきましょう。ダルース警察署です。

     

     

    いくつか同様の名前の場所があったのですが、ここで間違いないと思います。

     

    というのは次の画像をご覧ください。

     

     

    ここってseason 2で若かりしルーとクソ刑事のベンが車に乗ったタイプライター屋に職務質問する所です。

     

    ガスが通り掛かりに偶然みつけたマルヴォを連行した警察署でもあります。

    ここで謎掛けのようなことをマルヴォはガスに告げてそれがラストに繋がっていくのですが私はこの一連のやり取りがいまだに意味がわかりません。

     

    次はダルースの病院です。

     

     

    ダルースでは最大級の病院です。

     

    吹雪でホワイトアウトするなかで、ナンバーズとマルヴォが対決し、駆けつけたモリーはガスに誤射され、その後レンチとモリーは入院となるわけです。

     

    警察官と容疑者が同じ病院に入院するわけですから、警察病院かかなりの規模の病院で、尚且つ警察署に近いのではないでしょうか。確認するとダルース警察からこのEssentia Health-St. Mary's Medical Center: Rehabilitation Servicesまで車で5分。

     

     

    地図を見るとこの病院は道路を挟んでいくつかの棟が合わさってひとつの総合病院となっているようです。

     

     

    次はセントポールです。

     

    「そんなとこ出てきたっけ?」

    そう思うのも無理はありません。

     

    第一話の冒頭、マルヴォが運転する車が鹿をはねてしまい道から落ちてしまいます。

    そのときにトランクから下着姿の太った男が飛び出してきます。

     

    その飛び出した男の勤務先です。

     

     

    マルヴォがオフィスに乗り込んできてスーツ姿の男のネクタイを掴んでずるずる引きずっていくところです。

     

    モリーたちにとっては唯一の顔写真ということでストーリーは途中まで進むわけですが、その防犯カメラが撮られたのがここです。

     

    人口は28万人あまりで隣はミネソタ最大の都市ミネアポリスです。

     

    ちなみにミネアポリスは先年亡くなったプリンスの出身地です。

     

    マルヴォはここからトランクに下着姿の男を積んで移動するわけですが、ベミジーまでは約4時間。

     

     

    下着姿の男…寒かったでしょうね。

     

    マルヴォがなぜベミジーに向かっていたのか?

     

    次の仕事がベミジーだったということでしょうか?

     

    その割には、けっこう行き当たりばったりでサム・ヘスを殺したりしていますがこれも仕事のついでだったということでしょうか。

     

    ひょっとしたら、マルヴォは死体をベミジー辺りの湖に捨てるのがパターンのひとつなのかもしれません。

     

    それで殺すまでもなく、トランクの中で凍死すれば手間が省けるくらいの気持ちで男を下着姿にしたのかもしれません。

    男がトランクを飛び出したとき、追いもせず、見逃していましたから経験的にこの土地の寒さでは必ず死んでしまうことがわかっていたのかもしれません。

     

    さてお次はいよいよファーゴです。

     

     

    ノースダコタ州の東端にある町で、ミネソタ州との州境にあります。

     

    FBIが張り込んでいたり、マルヴォが乗り込んできて組織を壊滅させたりしてなんて物騒な街なんだ!と思っていろいろ調べてみたのですが、実際はのどかな町のようです。

     

    ファーゴはノースダコタ州最大の町ですが人口はたったの9万人。州内は見渡す限り畑です。

     

    ファーゴの町並みです。

     

     

    もっと寂れているイメージですが、かっこいい町ですね。

     

    ベミジーといいファーゴといい建物が立派なのは寒さ対策なんでしょうね。

     

    それからFBI捜査官でマルヴォがファーゴ襲撃をしているときにヘマをやらかしたペッパーとバッジですが最寄りのFBIオフィスはミネアポリスのようです。

     

    劇中でファーゴに支局のようなものがあるように描かれていて、実際車で3時間半のファーゴとの距離を考えると通うのはしんどいのでなにかそれに準ずる場所がファーゴにあるのかなと探してみましたがありませんでした。

    潜伏捜査でしょうからアパートの一室などなのかもしれないです。

     

    さてお次はカンザスシティです。

     

    ベミジーでの一連のゴタゴタがモリーやガス以外には忘れ去られ一年余り経ったあとマルヴォが風貌を変えて歯科医に化けていた土地です。

     

     

    ベミジーから真南、車で10時間弱。飛行機で3時間半ですからアメリカは広いですね。

     

    カンザスシティの人口は43万人。古くはギャングがはびこり、現在も治安はあまりよくない。そんな中、歯科医に化けたマルヴォたちはかなり裕福な状況にいるようにみえます。

     

    さて、次はラスベガス。

    生まれ変わったレスターは新たな妻を迎え、全米トップの保険営業マンとして会社からここで表彰を受けます。まさに人生の絶頂。

    あとでわかりますが既にレスターは独立しておりベミジーで自身のオフィスも構えています。

     

    ベミジーからは車で1日、飛行機でも5時間半の距離。東京からだとベトナムあたりまで行けてしまう。

     

     

     レスターがマルヴォと再会したとき、なぜ声を掛けたのか不思議ではありませんでしたか?

     

    レスター自身もですが相手は殺人者ですからね。私だったら会いたくはない相手です。

     

    レスターとしては同じ殺人者として秘密を共有したためマルヴォに親近感のようなものがあったのかもしれない。

     

    自分は会社から表彰され、若い妻は自分を尊敬し、得意の絶頂で怖いものなどなかったのかもしれない。

     

    でも声は掛けないでしょう、普通。

     

    ところが地図を見ていて思ったのですが、北の国ベミジーからこれだけ離れた砂漠の中の世界最大の歓楽街ラスベガスに来たら州法も違うし、知り合いもいない、自分は何もかも手に入れたし、これからもなんでも手に入れると思っている男からしたらマルヴォのことなんてこのときはどうとも思っていなかったのかもしれません。あのときのオレとは違うんだ、見てくれよ、すごいだろ!そんな気持ちになっていたのではないでしょうか。

     

     

    しかし、マルヴォは違ったわけです。

    彼は証人を殺すために歯科医に化けて半年を費やしていたことを告げる。

     

    歯科医に化けたマルヴォが静かに殺しに関わるテープを聴くシーンがありますが、きっとこのテープを聴くことがマルヴォの暗い喜びなのでしょう。つまり根っからの殺人鬼なのでしょう。

     

    レスターとは根本から違う人間だということでしょうか。

     

    次はボーデッテ。

    ここは劇中には出てこないのですがマルヴォがガスによってダルース警察に連行されたときに身分を偽るのですがそのときに「ボーデッテのルーテル教会の牧師だ」と名乗るわけです。

     

     

    そんなのすぐにバレそうですが、このボーデッテはカナダとの国境沿いの町なんですね。

     

    ましてや牧師さんでしょう。そして、依頼を受けたときには裏付けもしてあるということなんでしょう。

     

    それからこのボーデッテですがカタカナ表記だとバウデッテとしているほうが多いようです。

     

    教会もいくつかみつけたので画像をと思ったのですが、なぜかGoogleがきちんと表示してくれません。

    なにかあるのでしょうか?

     

     

    ルーのダイナーです。

     

     

    ソレっぽさはあるでしょう。もちろんでっち上げですが。

     

     

    場所はベミジ湖のすぐそばでこのあたりにも保険代理店がありますね。

     

    さて最後はミネソタとはぜんぜん違う常夏の国に参りましょう。

    ラスベガスでマルヴォと思わぬ再会をしたレスターがベミジーに逃げながらその奥さんが行きたい場所としてあげるところです。

     

    アカプルコです。

     

    ベミジーからほぼ真南。車で40時間と出てますがホントですかね。もっと掛かりそうですが。

     

    アメリカの映画なんかではたびたび南に逃げるという発想が出てきますが、奥さんは逃げる気はさらさらなかったでしょうがレスターは本気で名案だと思ったんじゃないでしょうか。

     

    さて、画面上の旅も終わりです。

     

    今回、ファーゴの世界を地図でめぐってみて、アメリカってのは広いんだなあとつぐづく感じました。

    日本の中でこの移動をすると軽く北海道から九州、沖縄なんて距離になっちゃうわけでこんなスケールでドラマを作ったらけっこう荒唐無稽なものになってしまう気がします。

     

    土地の雰囲気や地名の持つニュアンスというのはなかなか伝わりにくいものですがファーゴを観ていて、なにかそういう言葉で言い表せないものをなんとか掴みたいと思い今回いろいろ調べてみました。

     

    少しでも皆さんがファーゴを観たときの予備知識にでもなればと思います。

    FARGO/ファーゴ(SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

     

    JUGEMテーマ:海外ドラマ

    FARGO/ファーゴ season 1 「This is a true story.」で始まる嘘と欲とひたむきさの大人向けドラマ

    2017.07.25 Tuesday

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       This is a true story.

       これは実話である。

       

       FARGOとの出会いは一冊の本がきっかけでした。


       小説を書くためのヒントになればと思い、映画脚本術について書かれた「SAVE THE CATの法則 危機一髪!猫を救え 本当に売れる脚本術」という胡散臭いタイトルの本を読んでいました。

       

       著者はハリウッドで実際に脚本を書き、何本も売っているブレイク・スナイダーという方ですが、すでに故人。しかしタイトルの安っぽさとは裏腹に非常に実践的な具体例を挙げての説明内容は、翻訳の軽妙さもあり、こうした類の本にしてはスイスイと読み進められ、必要なところは繰り返し読んだり、ノートにまとめていました。


       その中に映画のジャンルについて書かれた項があり、(著者は全ての映画は10個のジャンルに分けられると言い切っています。乱暴なようですが読めば納得します。)そのジャンル分けの一つの典型として今回お勧めする「FARGO」が載っていたのです。(ちなみに「FARGO」のジャンル名は「なぜやったのか?」←これがジャンル名なんです。)厳密には映画版「FARGO」について紹介されているのですが、これが「FARGO」と私とのファーストコンタクトです。

       

       実は本の中で紹介された「FARGO」と同じジャンルの映画にケヴィン・コスナー主演の「JFK」があり、こちらを先に観たのですが、まどろっこしくて全然面白くなかったのは秘密です。


      それで次に「FARGO」を観てみることにしたのです。

       

       なぜ映画版ではなくテレビ版かというと、「Netflix」いわゆるネット配信のおかげ、というか、せいです。レンタル店に行かなくてよい、好きなときに観られる、期限がないという手軽さで始めの内は風呂上がりに体を拭きながら10分とか20分ちょこっと観たりしてたんですが途中から妙に後引く感じで続きが気になり、一日一話、それから休日にまとめて観るようになってしまいました。

       

       始めはたしかに勉強のつもりで観始めたんですが、いつの間にかいちファンになってしまい全く勉強どころじゃなくなってしまいました。

       

       ナッツやポテチ、スルメイカのように後引く嘘と欲とひたむきさのドラマ「FARGO」の魅力をまとめてみました。

       

      「FARGO」のここを観てほしい!
      ‥仂貎擁が濃密

       登場人物たちのキャラクターが立っているのが本作の一番の見所だと思います。

       

       キャラクターが立つというのは登場人物が個性的で似たような人物、没個性の人物がいないことです。田舎町の一般人の出てくるドラマでともすれば凡庸にステレオタイプに陥りそうですが皆、一癖あったり、応援したくなったりします。


      「こんな人いるよな」とか「こういう人いるんだろうな」と思わせる人物が次々に出てきます。

       

       一般市民から殺し屋、犯罪組織までもが出てきますがその誰もがそこに生きている、なにかを欲している感じが生々しく伝わってきます。


       キャラクターや町、家、仕草の作り込みが素晴らしく、主要登場人物はもちろん、ほかの登場人物についてもそれぞれスピンオフが一話くらい作れるんじゃないかと思わせます。


       私のお気に入りは、断然ローン・マルヴォ。凄腕の殺し屋です。非常にミステリアスなのですが同時にリアリティ・現実感もある。彼の氏素性はほとんど謎のままでとんでもない犯罪者なのですが、なぜかひょっとしたらいい奴なんじゃないかと思ってしまう魅力的なキャラクターです。


       ちょっと話が逸れますが日本国内の映画やドラマは美男美女を揃えすぎじゃないでしょうか?「FARGO」を始め、アメリカのドラマを観ていると外見も含めて多士済々という感じですが、国内はどうもマネキン感があるんですよね。

       

      「FARGO」のここを観てほしい!
      突き放したカメラワーク

       カメラワークが非常に凝っていて退屈になりそうな場面をそうとは感じさせません。

       

       クルマが走るシーンが非常に多いのですが、毎回違う撮り方をしているので飽きさせずに不安感を煽ったり、侘びしさを感じさせます。

       

       ,離ャラクターの濃密さと相反するようにカメラワークはわざと突き放したような撮り方をしています。そのせいで登場人物たちに不思議な透明感が出ているように感じます。

       

       俯瞰や引きなどで芝居が同時進行しているシーンなどはある意味贅沢なショットと言えると思います。

       

      「FARGO」のここを観てほしい!
      That's AMERICA!

       ミネソタ州。季節は冬、雪に閉ざされた僻地を舞台に「FARGO」は語られます。

       ニューヨークやロサンゼルスといった都市とはまた違ったリアルなアメリカを観ることができます。

       

       私は吹き替え版で観たのですが、英語版だとミネソタ訛りが再現されているそうです。

       

       音楽がたくさん流れますが風景や心情と合わせてAMERICAの一面を観ることができます。

       

      「FARGO」のここを観てほしい!
      どが吹けば桶屋が儲かる。

       プロットは考え抜かれています。

       

       日常の中に突然犯罪が割り込んでくる。なんでもない一言や、どうということもない行いが巡り巡って自分の元に災いとなって還ってくる。そんなプロットが複雑ながら非常に面白いです。

       

       理不尽だけどその通り、めちゃくちゃだけど理路整然、濃いキャラと感情のないカメラワークが相まって滑稽さ、やるせなさ、不安感といった独特の雰囲気を醸し出しています。

       

       

       以上、簡単にまとめました。

       

       大人向けの海外ドラマとして夜中にボーッと観ていただくのがお勧めです。いわゆるハリウッド的な痛快さやヒロイックさはないですが、見始めると妙に気になるドラマです。金曜の夜にでも試しに観てみてください。

       

       と、ここまで「FARGO」のいいところを挙げてきましたが、正直ちょっと気になったところもあります。


      まず、たとえ話が多い。

       

       なにかっていうと登場人物の口からたとえ話が出てくるんですがいまいちその意味がわからない。話が長いというか…。

       

       それからご都合主義。けっこうあっさり証拠を隠せたり、逆にみつけられたりとポンポン話が進む。そのもどかしさやら、なるほど感が本作の魅力でもあるんですが、まぁそうしないとテンポが悪くなるのはわかるんだけど…。

       

       最後に、エロシーンをもっと長くして!


       これは、まぁ、そのまんまです。雑な感じで始まるのがすごくイイんですよ。…しかしこれは、忘れてください。

       

       いろいろ書きましたが、「FARGO」お勧めの海外ドラマです。

       

       かっこよさとか美しさとは無縁のアメリカの田舎町で起きた事件をみつめる物語です。人間の汚さ、尊さ、理不尽さそして優しさを味わうなら是非「FARGO」を観てみてください。

       

       実は 「FARGO season 2」もありますのでお楽しみに!

       

      下のDVDジャケットの左側に写っている髭の男がローン・マルヴォです。

      スピンオフか何かで復活しないかなぁ…

      右はレスター・ナイガードこの男二人の奇妙な運命の擦りあわせで物語は進んでいきます。

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      これが胡散臭い(笑)タイトルの素晴らしい脚本術の本

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      万人が読んで面白いものではないけど、脚本とか舞台とかそういったものの創作の秘密に興味がある方にはオススメです。

      いつかこの本についてもご紹介したいと思います。

       

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